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高血圧のいま(2)災害時、情報通信で支援

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高血圧のいま(2)災害時、情報通信で支援

家庭血圧を測る佐藤さん(宮城県南三陸町で)

 宮城県の北東部に位置する南三陸町。海と山に囲まれ、カキなどの養殖が盛んな漁業の町は2011年3月に起きた東日本大震災による津波で大きな被害を受けた。全世帯の6割が全壊し、最大で1万人近い町民が避難生活を送った。

 佐藤怜子さん(85)もその一人。漬物が好きで、震災前は紙切れを使った人形作りを楽しむ生活を送っていたが、震災で自宅は濁流にのみこまれた。裏山に逃げて助かったが、避難所では毛布にくるまり床の上で寝る生活だった。

 「血圧の高い患者が多くて危ない」。避難所になった町の体育館に身を寄せた数百人の診察の陣頭指揮にあたった、公立志津川病院(現・南三陸病院)の内科医・西沢 匡史まさふみ さんに、全国から集まった医療支援チームから、報告が相次いだ。

 高血圧の人が常備薬を飲めず、避難所生活でストレスがたまると、血圧はさらに高くなり、脳 梗塞こうそく などのリスクは格段に高まる。

 近くの医療機関はどこも壊滅状態で患者の情報は乏しく、対応は難しかった。

 窮状を医療支援に訪れていた自治医大のチームに相談すると、情報通信技術(ICT)を使った支援を受けられることになった。

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