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苦手な能力をどういう風に活用するのか

寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受

テストの点数は何点ぐらいがいいのか?
大人になって、冷静に考えると、その空間における真ん中の少し上くらいが一番いいのかなと思います。
理由は簡単で、評価する側の視線や社会的目線がそこにあるからです。
特に日本は受験などで競らされつつも尖がった能力で生きるのに向かない社会です。
そして、平均より少し上の持つ労働力としての流動性は流動性資産と同じで、兌換性が高いという強みがあります。
使い捨てにされるリスクもありますが、社会の中で労働力として扱われて書籍などと乖離した現場の経験値を積むには、自分の生き場所を考えるには一定期間の使われる時間が必要です。

弱点は相対的なもので無くすことはできませんし、そこを突かれることはよくあります。
また、テストや実務の「想定解答と違う別解」に関しては評価する側のメンツや利害も絡みます。
そういう理解も含めて、生きる力ではあります。
僕は大学院時代、トップから見た上司の立場を侵略しないように、わざとMRIの一部の業務を覚えませんでした。
弱みとは、相手を尊重するための方便でもあります。
こういう人間的な理解の共有は社会的な問題です。

苦手なことはしないなどのわがままを通すには苦手なことをする以上のエネルギーや才能と運が必要です。他の人が嫌がることやできないことをやって見せる必要があります。
日本の社会で大きな会社で出世をするのは諦めた方が良いでしょう。
しかし、出世を諦めれば、行動の自由度も上がりますから、マイナスばかりでもありません。

いずれにしても、発達障害の子供ばかりの課題でないと分かります。
特に今後は時代の転換期ですから、学歴や学習歴の意味も見せ方も変わります。

有名人や成功者のマネをさせたがる人もいますが、基本的にそれらの人は異常者ですから、キレイな部分を切り取って誤解するのは普通の人には向きません。
学歴神話と一緒です。

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