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白血病から悲願のプレー…ラグビー・リアリーファノ選手

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白血病から悲願のプレー…ラグビー・リアリーファノ選手

白血病を克服し、力強いプレーを見せたリアリーファノ(24日、秩父宮ラグビー場で)

 スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズが今季初戦を迎えた24日、対戦相手のブランビーズ(豪)には、特別な思いを抱いて東京・秩父宮のピッチに立つ選手がいた。司令塔のクリスチャン・リアリーファノ(30)。2016年にトップリーグのサントリーに加入することが決まっていたが、白血病を発症して断念。日本でのプレーが実現し、「特別な東京のファンの前でプレーできたことは、特に喜ばしく思う」と笑みを浮かべた。

 豪州代表19キャップのリアリーファノを病魔が襲ったのは16年夏。第1子が誕生し、父親になったばかりのタイミングだったという。治療に専念するため、日本でのプレーはかなわなかったが、サントリーの選手たちがメッセージを送るなど勇気づけた。もちろん、サントリーだけでなく、世界のラグビー界がリアリーファノの復活を願った。

 骨髄移植、長いリハビリを経て、17年6月の親善試合で競技復帰を果たし、夏にはSRの公式戦にも出場した。苦難を乗り越えて迎えた今季のSR初戦のサンウルブズ戦。試合前日に「病を通じて、日本のファンたちのサポートをいただいた。あしたは特別な時間になる」と感慨深げに話した通り、キックオフ前にはピッチに膝をつき、祈りをささげた。SOとしてBKを統率。前半34分に防御ラインを突破し、CTBゴッドウィンのトライを演出するなど、勝利に貢献した。試合後は「非常に厳しい試合だった。安心したという気持ち」と喜びを語った。

 再び輝きを取り戻したスター選手。同じ病に苦しむ人へ、「常にポジティブでいてほしい。いろいろな人がサポートしてくれるし、いろいろな人の愛も感じられる。その中で自分がどうしたいかを考えながら、立ち向かってほしい」とメッセージを残した。(南恭士)

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