田代由紀子のアスリートレシピ
健康・ダイエット・エクササイズ
塩ブリダイコン
今回はブリを使ったお料理です。
冬に旬を迎えるブリは、しっかり脂を蓄えておいしくなります。その脂こそが健康効果が期待できるEPAやDHAといった不飽和脂肪酸と呼ばれる脂質です。
EPAは血栓ができるのを防いだり、血中コレステロール値を低下させる働きがあることから、動脈硬化の予防効果が期待されています。また、持久力の向上、脂質の代謝促進、抗炎症作用などアスリートやスポーツ愛好家にうれしい効果も研究が進んでいます。
DHAはLDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やす働き、中性脂肪の合成を抑える、脳の機能を高めるなどといった働きが期待されています。
今回は和食の定番ともいえる「ブリダイコン」をご紹介します。こってりと煮た甘辛味もいいですが、脂ののった新鮮なブリの「あら」や「かま」が手に入ったら、さっぱりと塩で煮る塩ブリダイコンもいいものです。ぜひお試しください。
[ 作り方 ]
(1) ダイコンを2.5cmの厚さに切り、厚めに皮をむく。たっぷりのお湯に米大さじ2(分量外)を入れて、ダイコンに竹串が通るまでゆでて、水洗いする。
(2) ブリかまにたっぷりの塩(分量外)をふり、30分ほどおく。
(3) (2)をさっと水洗いし、熱湯に2~3秒くぐらせて冷水にとり、うろこや血合いを取り除く。
(4) 鍋に昆布、(1)と(2)、酒を入れ、具材がかぶる程度の水、塩を加えて落し蓋をして煮る。
(5) 薄口しょうゆで味を調える。
※好みで白コショウやユズコショウを添える。
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