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職業体験で夢ふくらむ

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勉強や習い事に目的意識

 仕事を疑似体験したり、プロから話を聞いたりする職業体験は、楽しみながら参加でき、キャリア教育にもなる。最近は、地域の民間団体や自治体などが主催し、手軽に参加できるイベントも増えている。子どもの興味がありそうなものを見つけたら、積極的に参加したい。

職業体験で夢ふくらむ

 東京都中野区で今月、区内の小学生を対象にした無料の職業体験イベントが開かれた。「子どもたちが将来の夢を考えるきっかけを作りたい」と、東京商工会議所中野支部の青年部が主催した。約180人が参加し、銀行員や消防士などの仕事を疑似体験。紙幣を正確に数えたり、人命救助をしたりした。

 ファッションデザイナーの体験教室では、服飾を学ぶ専門学校生のアドバイスを受けながら、好きなテーマに沿って服のデザイン画を描いた。参加した小学5年の女子児童(11)は、「デザイナーになりたいという気持ちが強くなった。服作りについて専門学校生に質問もできてよかった」と満足そうだ。

 子どもが仕事を体験するメリットについて、子ども向けの施設やビジネスに詳しい大正大学教授の 白土健しらどたけし さんは、「職業のイメージが具体的になり、将来に向けた意識が変わる。目標を持って勉強や習い事に取り組むようになる」と指摘。普段、学校などでは接することのない大人たちと関わることで、礼儀など社会のルールに触れる機会にもなるという。

 白土さんによると、職業体験をできるテーマパークがこれまで人気を集めてきたが、最近は非営利団体や自治体、企業などが主催するものも増え、選択肢が広がっている。

 一般社団法人「夢らくざプロジェクト」(東京)は、2011年から東京や埼玉などで、職業体験プログラム「おしごとなりきり道場」を実施。気象予報士、声優、畳職人など様々な分野のプロから、本格的な指導が受けられる。例えば、アナウンサーのプログラムでは原稿を読んだり、発声練習をしたりする。1プログラムは1時間前後で、受講料は500円ほど。

 農家や生花店などを訪問し、仕事を体験する「おしごと弟子入り道場」も開いている。代表理事の高田亮さんは「体験することで、自分には向かないと気付くこともあるが、それも意味がある」と話す。

 このほか、東京都江東区は地元の商店街で接客などを体験する泊まりがけのプログラムを開催している。日本マクドナルドは、一部店舗でハンバーガー作りなどができるプログラムを設けている。

 職業体験ができるイベントや施設の情報は、子どもとのお出かけスポットなどを紹介する情報サイト「いこーよ」でも検索できる。人気があるため、早めに予約したい。

 白土さんは、「仕事の意義や使命感といったことも含めて、きちんと教えてくれる人材がいるか、事前に主催者に確認するようにしてください」と助言する。

 (2018年2月23日 読売新聞朝刊掲載)

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