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難聴マウスに人のiPS細胞を移植、聴力改善に必要な物質を生成

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 人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った内耳の細胞を、難聴のマウスに移植することに成功した、と熊本大学と慶応大学などの研究チームが発表した。

 聴力の改善に必要なたんぱく質が、細胞を移植した耳の中で作られたという。遺伝性難聴の治療法開発につながる成果で、論文が英電子版科学誌に掲載された。

 赤ちゃんの約1000人に1人は、内耳の音の認知に関わるたんぱく質が遺伝子変異でうまく作られず、難聴で生まれるとされる。根本的な治療法はない。

 研究チームは、人のiPS細胞を内耳のもとになる正常な細胞に変えて、そのたんぱく質を作れない胎児マウスの内耳に投与した。すると移植細胞はマウスの耳に取り込まれ、たんぱく質も作られていた。今後は、実際にマウスの聴力を高めるかも検証する。

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