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小平奈緒選手…「相沢病院」が大学卒業後に職員として受け入れ、全力サポート

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 小平奈緒選手の所属先は長野県松本市の総合病院「相沢病院」。就職先が決まらない小平選手を病院職員として迎え、競技活動を支援してきた。

 小平選手は2009年春、信州大の卒業式が終わっても就職先は決まらず、企業訪問を続けていた。就職先の条件は、恩師、結城 匡啓まさひろ コーチ(52)の指導を長野県内で受けさせてくれる地元企業。当時、リーマン・ショックの不況に苦しんでいた多くの企業は、条件を受け入れてくれなかった。

 最後に望みを託したのが、大学時代に治療を受けた相沢病院だった。「なんとかなりませんか」。小平選手と結城コーチは、相沢孝夫理事長(70)にそう懇願した。スポーツ選手の受け入れは例がなかったが、相沢理事長は「頑張ろうとしている若者を地元が支えるのは当然」と思った。実家の病院を継ぐために、米国留学の夢をあきらめた経験があったからだ。

 相沢理事長の申し出に、小平選手は喜んで就職を決めた。スケート部はなく、小平選手の所属は「スポーツ障害予防治療センター」。大会前に病院で壮行会を開くと、患者たちが加わることもある。

 平昌五輪には、相沢理事長のほか、医師や看護師ら約20人が応援に行った。「幸せな瞬間に立ち合わせてくれた小平さんに感謝したい」。相沢理事長はそう喜んでいた。

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