スポーツDr.大関のケガを減らして笑顔を増やす
医療・健康・介護のコラム
「スキーヤーズサム」って何?
損傷が大きければ手術 「ただの突き指」と放置しないで
このけがは損傷の程度によって治療法が異なります。損傷の程度が小さく、靱帯が元の位置にとどまっている場合は、ギプスなどで固定して治すことができます。しかし、けがの程度が大きく、靱帯が元の位置で治る可能性が低いと判断された場合は、手術を行います。単なる突き指と思って放置していると、関節が不安定なままになることもあるので注意が必要です。
それでは、Gさんの経過です。
医療機関にて診断を受けた結果、靱帯損傷の程度は軽いと判断され、数週間、固定しました。その後は関節の可動域を広げる訓練を行い、けがから約3か月後の春には、スキーを楽しめるようになりました。
スポーツの名前がついたけがは、スキーヤーズサム以外にもあります。「リトルリーグショルダー」「テニス肘」「フットボーラーズアンクル」「ラガージャージ損傷」などです。これらのけがについても、別の機会に紹介したいと思います。(大関信武 整形外科医)
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第3回スポーツ医学検定
https://spomed.or.jp/es/affCatchToTop.php?aid=7
2018年5月20日(日曜)
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本文のイラストや写真の一部は、「スポーツ医学検定公式テキスト」(東洋館出版社)より引用しています。
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