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「スキーヤーズサム」って何?

 どうも、大関です。平昌オリンピック・パラリンピックでは日本選手の活躍から目が離せない毎日ですね。たとえメダルに届かなくても、4年に1度の舞台で競技に臨む真剣な姿は、見ている人の心を打ちます。

 冬の代表的なスポーツであるスキーやスノーボード、そしてスケートでは、膝・足首・頭部など様々な部位にけがが発生します。今回は、名前に「スキー」が入っているスポーツ外傷、「スキーヤーズサム」を紹介します。

 社会人スキーヤーのケースです。

 Gさんは競技スキーの経験はありませんが、社会人になってから、冬は毎年4、5回ほどスキーに行っています。ある日の滑走中、ストックが引っかかり、右手の親指に大きな負荷が加わりました。痛みのためストックをつけなくなり、スキーを中止して医療機関を受診することにしました。

ストック突き 親指関節に急激な力が

 スキーヤーズサムとは、スキーでストックをついた際に、親指(thumb=サム)に急激な外力が加わって起きるけがです。親指のMP(中手指節間)関節にある 尺側側副靱帯(しゃくそくそくふくじんたい) を損傷することですが、聞きなれない言葉だと思いますので、まず手がどのような骨で構成されているかを説明します。

「スキーヤーズサム」って何?

 前腕には (とう)(こつ)(しゃっ)(こつ) の2本の骨があり、その先には手根骨と呼ばれる8個の小さな骨があります。手首の動きは主に橈骨と手根骨の間で行われます。手根骨の先には、指先へと続く中手骨、基節骨、中節骨、末節骨があり、それらの間にMP関節、PIP(近位指節間)関節、DIP(遠位指節間)関節があります。スキーヤーズサムで痛める親指は骨が1本少なく、基節骨と末節骨の関節を、母指のIP(指節間)関節と呼びます。

サッカーやバレーボールでも

 それぞれの関節は、靱帯や 関節(かんせつ)(ほう) により安定した構造になっていますが、親指のMP関節にある尺側側副靱帯は、ストックをついた際に親指が開く方向に強い力が加わって損傷することがあります。サッカーのゴールキーパーがシュートを止めようとした際や、バレーボールのブロックをする際にも痛めることがあります。

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