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医療・健康・介護のコラム

[フリーアナウンサー 久保純子さん](下)9歳と3歳の娘を連れ米国へ 乗客の「ベビーカー優先」に目からウロコ

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床に座ったり寝そべったり 教えるのは「学ぶ楽しさ」

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――上のお子さんの小学校はいかがでしたか。

 長女が小学校4年生の時に入った小学校は地元の公立校でしたが、そこは一つのものをとことん追求するスタイルでした。自分で好きな題材を見つけたら、それを様々な角度から掘り下げていくというようなことをやっていましたね。

 特に印象的だったのは、とにかく教室が明るい。窓がたくさんあって、壁の色は暖色で、カラフルなポスターや子どもたちの絵などがあふれている。学校というよりは、遊び場の延長に学び場がある印象です。いすの並べ方ひとつでも、日本のように皆が先生に向かって 対峙(たいじ) するのではなく、グループになったり、床に座ったり、寝そべったり。座っているのが窮屈な子だっていますよね。いいか悪いかよりも、「学ぶ楽しさ」を伝えることを大切にしていたように思います。

 先生が一方的に教えるのではなく、子どもたちと対話しながら、答えを見つけながら、常にお互いの思いをぶつけながら授業が進んでいくというのはすごく面白いなと思いました。それによって考える力が培われる。

――お子さんたちはアメリカ生活を通じて非常に成長したという実感がありますか。

 はい。2人とも、とてもエンジョイしていました。

目標は幼稚園を作ること!

――アメリカに行ったことで、アナウンサーとしてのキャリアは一時期途切れました。そのプラスとマイナスについて考えたことはありますか。

 全くないです。私は仕事人である前に人として成長したいと思っています。人生を振り返った時に、「ああ、あんなこともあったし、こんなこともできたし、あれは楽しかったけれども、これはつらかったな」などと思い出したいんです。そういった意味では人生の引き出しが増えていく喜びのほうが多かったですね。

――子育てと仕事の両立は、これからも続けていくんですね。

 はい! アナウンサーの仕事は、お仕事をいただく立場ですので、これからも必要とされるように、常に勉強し、引き出しを増やし、努力していきたいと思います。

――今後、やりたいことは何ですか。

 ゆくゆくはモンテッソーリの幼稚園をつくりたいと思っています。

――壮大な夢ですね。

 壮大ですが、夢ではなく、目標です。夢で終わってしまうと嫌なので、目標として達成したいなと思っています。実は、また夫の転勤があって、今もアメリカで生活をしています。その先に違う世界が広がっていくための、自分磨きだったり、自分発見だったりする時期なのかなと思っています。

――ご自身の子育てについては?

 親子であり血がつながっていても、全く違う人間として生まれています。親子だからといって、何でも許され、何でも理解し合えるわけではない。互いを理解する努力をしていかないと絆は作れないと、私は思っています。そのためにも親子で話をすることは、特に年齢を重ねてくるにつれ、大事になってくると思っています。

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くぼ・じゅんこ
 1972年、東京都生まれ。94年にNHK入局。アナウンサーとしてニュース番組のキャスターや紅白歌合戦の司会などを経験し、10年勤めた後、フリーに転身。テレビ、ラジオ番組に出演する傍ら、絵本の読み聞かせや翻訳なども手がけ、2014年にはモンテッソーリ教育資格を取得するなど、「子ども」と「言葉」をキーワードに活動の場を広げている。海外経験も豊富で、現在は夫の転勤に伴ってアメリカ在住。

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