わたしの医見
医療・健康・介護のコラム
血圧で体調把握
千葉県浦安市 主婦 58
この半年ほど、体調がすぐれなかった。4年前から母と叔母の通い介護をしており、その疲れかと思っていた。定期的に通院しているクリニックで血圧を測ると、最高血圧が160もあり、医師から、毎朝晩、自宅で血圧を測るよう言われた。血圧を記録しながらリラックスする時間を多く取るようにしたら、だんだんと落ち着いて、体調も良くなってきた。
寒さに向かい、油断は出来ないが、血圧を記録することで体調を把握し、生活を工夫しながら過ごしていきたい。
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バイタルサインの異常と疾患予防
寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受
血圧もそうですが、バイタルサインの変化や異常値はその人の状態を反映します。 異常は必ずしも悪なわけではなく、安静時の正常範囲の数値と違うという事...
血圧もそうですが、バイタルサインの変化や異常値はその人の状態を反映します。
異常は必ずしも悪なわけではなく、安静時の正常範囲の数値と違うという事であって、その状況の解析や原因の分析が重要になります。
走ったり、怒ったりすれば、すぐに異常値になりますし、その原因を考えることが病的な状態か否かを判断する材料でありますが、一方で、血圧を測る事がその入り口になります。
「お変わりありませんか」は医師の口癖の一つですが、医師のより良い判断を引き出すためにもそういうメモは重要です。
一つ一つの数値だけが重要なのではなく、出来事の存在を客観的に洗い出す一科目とも言えます。
身体の中の様々な疾患、食事や生活の問題を見直す一つの方策です。
ただ、血圧の数値を絶対視するのは危険です。
整形外科的な問題、婦人科的な問題、精神的ストレスの問題、衣服や暖房の問題など、様々な要因が血圧に絡みます。
一方で、だからこそ、変化の存在を検出するのには有効です。
良いかかりつけ医であれば、様々な専門医との連携をとって疾患予防の手伝いをしてくれるでしょう。
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