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医療・健康・介護のコラム

薄毛・脱毛(1) 40代男性では3割発症

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  頭髪の薄毛・脱毛は成人男性の3人に1人が気にしているといいます。悩みを解消する手だてはあるのでしょうか。大阪大病院で脱毛症外来を開設している阪大寄付講座教授の板見智さんに聞きます。(聞き手・安田幸一)

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薄毛・脱毛(1) 40代男性では3割発症

 「他人の目が気になる」「自信がなくなった」――。髪の毛が薄くなって、こうした悩みを抱えて来院する人は少なくありません。薄毛に対するマイナス感情は、洋の東西を問わず、昔も今も変わらずあります。

 脱毛症は、重い免疫疾患を持つ人や、体質的に髪に必要なたんぱく質を作れない人でも発症します。でも、多くの人を悩ませるのが、加齢に伴って発症する「男性型脱毛症(AGA)」。「男性」とあるのは、男性ホルモンが関わっているからですが、女性も無関係ではありません。

 男性は20歳、女性は30歳を過ぎれば頭髪は細くなり、薄くなっていきます。これはだれも避けられない老化現象。一方、頭髪がなくなってしまうのがAGAです。脱毛部位は限られていて、男性は頭頂部と前頭部、女性は頭頂部だけなのが特徴です。

 AGAは、40代の男性の約30%にみられます。女性は更年期あたりから発症します。なぜ薄くなるのかは長くナゾでした。解明されたのは20年前くらいのことです。

大阪大教授の板見智さん

【略歴】

板見 智(いたみ・さとし)

1952年生まれ。大阪大学医学部卒。マイアミ大学研究員、大分医科大学助教授、大阪大学助教授などを歴任し、2006年から現職。著書に「専門医が語る毛髪科学最前線」(集英社新書)がある。

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