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五味院長の「スッキリ!体臭で悩まなくなる話」

コラム

就活生たちへ 面接で大汗をかかない方法

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心配なら薬剤による治療も

 このような「逆説志向」と「呼吸法」で、面接時の緊張による汗は減少します。それでも不安の場合には、汗腺を支配している交感神経の末端から分泌されるアセチルコリンを抑えるプロパンザインなどの「抗コリン剤」を処方してもらい、面接の1時間くらい前に飲むのもよいでしょう。プロパンザインは口渇など副作用があるため、常時服用する薬ではありませんが、頓服として飲むのはよいでしょう。

 また、ワキ汗が気になる人に効果的な治療法は「ボツリヌス注射」です。無毒化したボツリヌス製剤は、交感神経の末端からアセチルコリンが分泌されるのを抑制し、ワキの発汗を減少させます。効果の期間は半年くらいですが、ワキ汗に関しては非常に効果的です。就活の1週間くらい前に注射をすると、面接時に汗が気になることはまずないでしょう。

ハンカチ1枚と笑顔を!

 ここで就活という新しい海に漕ぎ出す若い皆さんへ、私からのささやかなエールです。

 汗とは、あなたが自分のことだけでなく、人のことも思いやりながら「いま、ここ」を真剣に生きている証しです。恥じることはありません。そのことは、企業の採用担当者も、人を見るプロとして理解しているはずです。心配はいりません。お気に入りのハンカチ1枚と笑顔を携えて、新しい世界に挑んでください。(五味常明 五味クリニック院長)

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五味常明(ごみ・つねあき)

1949年、長野県生まれ。一橋大学商学部、昭和大学医学部卒。昭和大で形成外科、多摩病院で精神科に携わった後、体臭・多汗研究所を設立。現在は、 五味クリニック 院長として、東京と大阪で診療する傍ら、流通経済大スポーツ健康科学部の客員教授も務めている。

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