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若者の「3年以内離職率」低くするには?

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就職前の情報収集大切

若者の「3年以内離職率」低くするには?

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若者の「3年以内離職率」

低くするには?

 Q 大学生の就職活動が好調だと聞いたわ。

 A 景気回復を背景に売り手市場が続いている。国が発表した今春卒業予定者の昨年10月1日時点の就職内定率は75・2%で、調査開始の1996年度卒以降で最高だった。

 Q やりたい仕事の企業が選べるかも。

 A そうだね。でも、若者の仕事選びに関する気になるデータもあるんだ。「3年以内離職率」といって、学校を卒業した人が、就職後、3年目までに辞めた割合だよ。人を雇った会社は原則的に雇用保険に入らなければならない決まりで、ハローワークに書類を提出する義務がある。このデータを年齢などで整理したものなんだ。2013年度の大卒は32・2%だった。長年、同じくらいの水準が続いているよ。

 Q せっかく就職しても10人のうち3人は3年以内に辞めちゃうのね。

 A 13年度のデータでは、1000人以上の事業所の24・3%に対し、5人未満は59・1%に達した。産業別では「宿泊業、飲食サービス業」「教育、学習支援業」などが高かったよ。

 Q 合わない仕事を無理に続けるのは大変よね。

 A そうだけど、辞めた後の仕事が見つからず、再就職しても非正規労働者になれば、暮らしが不安定になりかねないよ。

 Q どうしたらいいの?

 A 就職先を選ぶ時は、よく調べるべきだよね。就職時に入手した情報が少なかった人ほど、転職を希望する割合が高いという調査結果もある。国は採用者数や離職者数などの「募集・採用」、研修の有無などの「職業能力の開発・向上」、残業実績や有給休暇、育休の取得状況などの「雇用管理」の3分野について、就活中の学生から求められたら、各分野で一つ以上、情報提供することを事業主に義務づけている。

 離職率が一定割合以下といった基準を満たせば、国が若者の採用や育成に積極的な企業だと認める「ユースエール認定制度」もある。手を尽くして就職先を選べば、納得感も違ってくるかもしれないよね。(中村剛)

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