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「客いじりのプロ」に期待…認知症予防へ吉本興業と連携

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 大阪府立病院機構・大阪精神医療センター(大阪府枚方市)は10日、吉本興業と連携し、「笑い」を認知症の予防に取り入れる実証研究を行うと発表した。

 同センターによると、実証研究には60歳以上の男女約30人が参加。吉本興業が枚方市内で開くオリジナルの吉本新喜劇を鑑賞し、衣装や会話などがどう変わったかを座員らと考える。また、若手芸人らと二人三脚などの軽い運動を行い、認知症にかかりにくい新スポーツの開発にも取り組む。

 実証研究は今月31日~3月26日に計4回実施。参加者の記憶など認知機能領域の変化を測定し、笑いの有効性を検証する。

 同センターは「芸人さんは観客との掛け合いで笑いを生み出す『客いじり』のプロ。楽しい気分で学習すると記憶力が高まるとの研究報告もあり、効果に期待がもてる」としている。

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