医療大全
医療大全
【子どもを守る】親の思い(5)病の息子へ時に厳しく
プロレスラー 蝶野正洋(ちょうのまさひろ)さん
「体が弱い子で、
「ケンケン」。生後6か月の時、犬の鳴き声のような咳が出るようになった。ある夜、呼吸もままならないほどの咳に妻が驚き、夫婦で病院にかけこんだ。
乳幼児に起きやすい「クループ」の症状だった。ウイルス感染などで喉周辺が腫れ、細い気道が狭まって独特の咳が出たり、呼吸しづらくなったりする。命にかかわることもある。長男は発症しやすい体質らしく、数年前までは年に何度か繰り返した。
3歳で腎臓の病気にもかかった。ある日、咳が続いた長男を蝶野さんが病院に連れて行くと、医師が驚いて「すぐに大きな病院に行って」と言う。咳に気をとられて気付かなかったが、体がむくんでいたのだ。
この記事は読者会員限定です。
読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
【関連記事】