文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療ルネサンス

 読売新聞の人気連載「医療ルネサンス」の記事を読むことができます。

医療ルネサンス

【子どもを守る】親の思い(2)妊娠31週、1511グラムの早産児

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

元NHKダンスのおねえさん いとうまゆさん

【子どもを守る 親の思い】(2)妊娠31週、1511グラムの早産児

お母さんたちに体操を教えるいとうまゆさん(東京都杉並区で)=萩本朋子撮影

 いつも笑顔で子どもと踊り、独創的な決めポーズ――。NHK「おかあさんといっしょ」の4代目「ダンスのおねえさん」を2012年3月まで7年間務めた、ダンスインストラクターのいとうまゆさん(37)。初めての妊娠中の15年9月、思いがけない事態に直面した。

 妊娠30週に入った日、おなかに強い張りを覚えた。夜には出血もあり、痛みも続いたため、翌日、妊婦健診を受けていた産院を受診した。診察の結果、「問題ない」と判断された。

 しかし、帰宅後もおなかの張りは治まらず、痛みの間隔は狭まってきた。「陣痛かもしれない」と心配になり午前2時、タクシーで再び産院へ。当直医が診察すると、子宮口が少し開いており、早産の危険がある「切迫早産」だった。

 子宮の収縮を止める点滴を受け、朝方、新生児集中治療室(NICU)のある病院に救急搬送された。

この記事は読者会員限定です。

読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療ルネサンスの一覧を見る

最新記事