めでぃかる英会話
このコラムでは、日本語をクリックすると英語の文章が読めるクイズ形式で、医療と健康に関するやりとりを紹介します。英語は、15歳のアメリカ人が話すレベルです。
医療・健康・介護のコラム
めでぃかる英会話(7)「『大』をしたら、血が出ました」
「『大』をしたら、血が出ました」
いよいよ12月も終わり。ヨミドク診療所の窓の外を行きかう人たちの様子も、せわしなげです。
「1年の過ぎるのが、どんどん早くなっている気がするのは、年のせいなのかな」。看護師の那須さんがつぶやいていると、若い男性が入ってきました。
男性の名前はフレッド。香港出身の35歳で、金融関係の会社に勤めているそうです。那須さんは、さっそく質問を始めました。
フレッド 「はい、トイレットペーパーを見て、気づきました。真っ赤だったので、本当にびっくりしました」
フレッド 「かなり力みました。終わった後は、痛いし。それと、肛門のあたりを触ってみたら、何か小さなでっぱりがありました」
フレッド 「それなら、ほとんど一日中座りっぱなしです。仕事の区切りがつかずに、水分を取らなかったり、トイレに行くことを我慢したりするのも、しょっちゅうです」
フレッド 「最近は前ほど規則的ではないです。少し便秘気味みたいです」
那須さんは、フレッドが日常的に座りっぱなしでいることが多く便秘気味であることに加え、出血と肛門の突起物があるという症状から、「痔(hemorrhoids)」の中でも「いぼ痔(external hemorrhoids)」の可能性があるとして、医師に報告しました。
他には、こんな言い方もあります。
「『大』をしたら、血が出ました」
“I bled when I had a bowel movement.” “I noticed blood when I pooped.”
“I bled when I did a No. 2.” (「小」は、”No.1” と言います)“No.1” や “No.2” は、子どもが使う表現ですが、医師を相手に大人が言ってもかまいません。
イラスト 安西秀一(スピリテック)
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