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漫画家 内田春菊さん

一病息災

[漫画家 内田春菊さん]大腸がん・人工肛門(3)赤ちゃんに戻った感じ

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 抗がん剤治療の後、昨年4月、大腸がん切除と同時に、ストーマ(人工肛門)を左の脇腹に造設する手術を受けた。

 

[漫画家 内田春菊さん]大腸がん・人工肛門(3)赤ちゃんに戻った感じ

 

 人工肛門の出口は「小さくて、梅干しみたい」だった。「先生に、かわいらしい作品に仕上げていただきました」

 ここに排せつ物を入れる袋などの装具をつける。

 ストーマになって改めて思うのは「便意は感じないんだな」ということ。

 「トイレに行きたい」も「我慢しよう」もなく、自分の意思とは無関係に排せつされる。

 「赤ちゃんって授乳中に排せつしたりするじゃないですか。私もここだけ赤ちゃんに戻ったみたいな感覚があります」

 排せつの瞬間は、何となくおなか回りの感覚で気づく。

 ストーマから、おならも出る。ポン、ポン、という感じで音は小さいが、こちらも制御できないので「静かな場所で出ると、大丈夫だったかなと思ったりします」。

 とはいえ、最近のストーマ装具には活性炭などの臭い対策もされているので、「おならも普通の人より臭くないんじゃないかな」と思う。装具には、いくつかタイプがあるが、現在は、ほぼ毎日、排せつ物がたまったら袋ごと交換するタイプを利用している。

 手術後、大事だと思ったのは、身体障害者手帳の早めの申請。「ストーマの装具は使い捨てなので、費用がばかにならない。自治体からの支援はありがたいと思いました」

 

  漫画家 内田 春菊(しゅんぎく) さん(58)

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