文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ヨミドクターセミナー「どうする? 仕事と出産」

イベント・フォーラム

どうする? 仕事と出産(2)女性医師からガツン! 人生は分けられない

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

プロゴルファー 東尾理子さん

「夫も本気になった」と語る東尾さん(昨年11月28日、読売新聞東京本社で)=高梨義之撮影

「夫も本気になった」と語る東尾さん(昨年11月28日、読売新聞東京本社で)=高梨義之撮影

 体外受精で子供を授かったのですが、採卵といって、体から卵を出して受精させて戻すという過程があります。第2子の妊娠の時、「この移植がうまくいくとは限らないので、次のためにまた卵子を採って受精させておこう」と準備をしていたのです。それが、第2子ができた後も順調に育っていてくれて、「自分がつくり出した命、これをどうしよう」と。

第2子のときから残っていた受精卵

 私は子供は何人いてもいいって思いました。年齢的に何人もは無理だけど、ここに受精卵が1個ある。私はとにかくこれを破棄したくなかった。「自分たちが子供を欲しいと思ってつくり出して、まだ形は見ていないけど、私はこれを戻したい」と言ったら、主人(石田純一さん)は「えっ!」という感じ。「もう2人でいいでしょう」と言いましたが、最後には「わかった」と納得してくれました。

 そして、授乳を終わらせて何か月か後、受精卵を大切におなかに戻したら、びっくり、うまくいって第3子を授かりました。

女性医師からガツン! 夫も本気になった

 不妊治療は、主人と子供が欲しいことを確認して始めました。病院で精子の検査をしなければいけないんですけれども、主人は全く抵抗がないタイプだったので、反対にこっちが「ちょっとマスクか何かしない?」と言うぐらい普通にしていました。目立って、病院の方に「ちょっと部屋に入りますか」と気を使わせるぐらい堂々としてましたね。

 そのときが50代後半。年齢とともにどうなっているかという検査をしてくれて、やっぱり精子の運動率が悪かったり、量が減っていたりというのがありました。最初の先生がバリバリの女性医師で、その結果を見た瞬間、「ああ、旦那さん、これはだめですね」みたいな。すごい「どストレート」に、私もちょっと同情するぐらいでした。

 けれども、結果としてはこれが良くて、主人は、「だめなら俺が責任とらなきゃいけない」と。女性の医師にがつんと言われて、ちゃんと自分も向き合わなければいけないという心を持ってくれたみたいです。

  東尾理子(ひがしお・りこ)  2009年に俳優の石田純一さんと結婚。仕事と子育てをしながら、妊娠を望む人たちの助けになりたいとNPO法人Fineのピア・カウンセラーの資格を取得したほか、妊娠や出産についての正しい知識を伝える活動「うむうむプロジェクト」の立ち上げに関わる。13年に、輝いた母親に贈られる「第1回マタニティ・オブ・ザ・イヤー」を受賞。プロ野球の元投手・監督の東尾修氏を父に持つ。

1 / 2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

イベント・フォーラムの一覧を見る

ヨミドクターセミナー「どうする? 仕事と出産」

最新記事