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妊産婦の死亡事故を防げ…産科医に蘇生法講習会

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 出産の痛みを和らげる無痛 分娩ぶんべん で事故が相次いで発覚したことを受け、大阪産婦人科医会は9日、妊産婦が心停止した場合を想定し、産科医が蘇生法を学ぶ講習会を開く。今後、定期的に開催し、再発防止につなげたいとしている。

 講習会は日本循環器学会と共催。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)で開く。同医会の会員ら17人が参加。心臓マッサージをはじめ、電気ショックを与えて蘇生する医療用の機器や人工呼吸器を使った救命法を実践的に学ぶ。

 無痛分娩での事故は今年、大阪府、京都府、兵庫県で相次いで発覚。大阪府の事故では、患者に麻酔をかけた際、麻酔が効きすぎて呼吸困難になったが、医師が救命措置に手間取り、死亡したとされている。同医会は、早期に適切な蘇生処置をしていれば、死亡は避けられたとみている。

 一方、妊産婦の死亡は全国で10万人に3・8人(2015年)とまれなため、蘇生法を十分に学んでいない産科医もいるという。同医会も、母体救命に特化した講習会を開いてきたが、取り組みの強化が必要と判断した。

 講習会を企画した同センターの吉松淳・周産期婦人科部長は「麻酔は帝王切開でも行う。緊急時に対応できる力を高めたい」と話している。

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