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漫画家 内田春菊さん

一病息災

[漫画家 内田春菊さん]大腸がん・人工肛門(1)内視鏡検査で「告知」

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 「せっかくだから、ストーマ(人工肛門)の写真、撮ります?」

 取材の冒頭、自らそう言って、おなかを見せてくれた。おへその左側。ストーマの装具(袋など)は、CDのように薄く円盤形をしていた。

[漫画家 内田春菊さん]大腸がん・人工肛門(1)内視鏡検査で「告知」

 「南くんの恋人」などの作品で知られる漫画家でありながら、小説「ファザーファッカー」が直木賞候補、「キオミ」が芥川賞候補になるなど、文筆、音楽、舞台と活躍の幅は広い。自身の体験をオープンに語るイメージ通り、写真撮影の提案にも気さくな人柄がうかがえた。

 ストーマは2016年4月、大腸がんの手術と同時につくられた。がんに気づくきっかけは、15年秋頃からの便秘と出血だった。

 その年は春から糖質制限ダイエットに励み、4か月で10キロの減量に成功。このため、自分では「急激な食生活の変化で便秘になり、排便でおなかに力を入れるうちに になった」と思っていた。

 それでも、大腸がん経験者のバンド仲間に促され、15年11月末、大腸内視鏡の検査で評判のよい近所のクリニックを受診した。

 念のための検査……。ベッドに横になり、お尻に内視鏡が入ったかなと思った瞬間、すぐに抜かれた。

 医師が告げた。

 「すぐに大きい病院に行ってください。治療すれば助かりますから……」

 病名こそ言われていないが、これはもう「がんと告知されたも同じ」。そう理解せざるを得なかった。

  漫画家 内田 春菊(しゅんぎく) さん(58)

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