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糖尿病治療のいま(5)携帯測定器で変動つかむ

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糖尿病治療のいま(5)携帯測定器で変動つかむ

センサーを腕につけ、読み取り機をかざして血糖値を測るC夫さん(東京都新宿区のともながクリニックで)

 通勤中の電車内で立っていたら、力が抜けるような感覚に襲われた。朝食を取ったが空腹感もある。

 東京都のC夫さん(42)は、上着のポケットから血糖測定器を取り出した。スマートフォンの半分くらいの大きさ。腕にかざすと、瞬時に60台の数値が画面に表示された。低血糖だ。ポケットに入れているブドウ糖の錠剤を取り出し、口の中に放り込む。やがて症状は消えた。

 都内に勤務するC夫さんは、糖尿病になって11年余り。インスリン注射を続けているが、午前中に低血糖を起こしやすい。食事を抜いたり激しい運動をしたりしたなら、低血糖になっても合点がいく。しかし、どちらも心当たりがない。仕事の疲れやストレスの影響も考えたが、原因ははっきりしない。

 インスリンを使う患者の多くが悩む、低血糖。C夫さんの場合、手足のふるえや、舌が回らなくなるなどの症状が出る。全身がぐったりとし、肩が凝るような疲労を覚えることもある。「仕事中や電車に乗っている時に出るのは嫌」。病気のことを知る職場の同僚にも、見せたくない姿だ。

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