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年賀状書いて伝統文化体験

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文章考えるなど手助け

 そろそろ年賀状の準備を始める季節。はがきをやり取りする習慣が減りつつあるなか、親子で年賀状作りをすれば、手紙のよさや伝統文化を伝える機会になる。

 日本郵便によると、2018年用の年賀はがき当初発行枚数は25億8600万枚で、7年連続で減っている。植草学園大学名誉教授の野口芳宏さん(国語教育)は「18歳、19歳くらいの学生でも、ほとんどはがきを書いた経験がなく、宛名の書き方から教えることもあります」と話す。

 年賀状は、お世話になった人や親類の家に、年の初めにあいさつに出向いた「年始回り」に由来する。江戸時代には書面であいさつを交わすようになり、明治時代に郵便制度が始まると年賀はがきを送るようになったとされる。

 野口さんは「年賀状作りは、宛名の書き方など郵便のルールを学べるだけでなく、相手を敬う文章を書く力も伸びる。字を書ける年齢になったら、ぜひ子どもに挑戦させてほしい」と話す。

 小学生なら、出す相手は友達や祖父母、いとこ、担任の先生、習い事の先生など。親は文章を一緒に考えたり、住所を調べたりしてサポートしてあげよう。

 「明けましておめでとうございます」「賀正」など決まった言葉以外の内容は、一人ひとりに宛てて個別具体的な文章を心掛ける。自分が頑張っていることなど近況を報告したり、新しい学年になったら取り組みたい抱負を書いたりするのもいい。

 「何を書けばいいか分からない」と言われたら、この1年間で印象に残ったことや送る相手との思い出を聞いてみよう。「おじいちゃんの家に行ったとき、何が楽しかった?」「おいしくてもう一度食べたいものは?」など簡単な問いかけでいい。親子のコミュニケーションにも役立つ。

 年賀状作りは、家庭で手軽にできる日本文化体験ともいえる。「幼少期の豊かな思い出になるでしょう」と野口さんは話している。

はがき 親子でデザイン

 親子ではがきをデザインするのも楽しい。

 「消しゴムはんこ」は、木やイモを材料に使うより手軽にできるため、最近人気が高まっている。好きな図柄をはんこ専用の消しゴムに写し、カッターや彫刻刀で彫りだしていく。専用消しゴムは100円ショップなどでも販売されている。

 各地で教室を開く消しゴムはんこ作家の津久井智子さんは「刃物を使うのが危ないようなら、シャープペンシルの先を突き刺して、穴を開けていくだけでも作れます。子どもが描いた絵を親が彫るのもいいですね」と話す。

 富士フイルムイメージングシステムズ(東京)は、各地で「アルバムカフェ」( http://www.album-cafe.jp/ )と名付けたアルバム作り教室を開いており、11、12月は写真や絵を使った年賀状作りも体験できる。同社の秋山洋子さんは「まずは、家族で1年を振り返りながら写真を選んでみては」と話している。

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