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がん医療フォーラム2017

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[がん医療フォーラム2017](3)がん患者さんとご家族の「食べる喜び」を支える

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大妻女子大学家政学部教授 川口美喜子さん

[がん医療フォーラム2017](3)がん患者さんとご家族の「食べる喜び」を支える

 がんの治療で、患者は医師や看護師から栄養に関する説明を受ける機会が少ないうえ、患者自身も食べることを考える余裕がないことから、大切なはずの栄養や食事の対応は遅れがちです。しかし、栄養状態の悪化を早期に発見したり、QOL(生活の質)を改善したりするため、食べることをしっかりと考えてほしいと思います。

 がん患者に対する栄養治療とは何か。それは、治癒を目指して免疫機能の低下を予防したり、栄養状態を維持・改善したりするため、必要な栄養を取ることができるようにすることです。

 しかし、がんは栄養障害に進むこともよくあります。そんな時、食べ物を見たり、口にしたりすることで、食べる「喜び」を提供することも、大切な栄養治療の一つだと信じています。

 食べたいものが食べられる状態で治療に臨むほうがいいです。人は誰もが老いて、機能が低下します。病の最後は食欲を奪われますが、食べる喜び、笑顔を持ち続けるような食事を提案したいと思います。

  ◇かわぐち・みきこ  1993年島根医科大学研究生(第一内科)修了し、博士(医学)学位取得。

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