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医療というサービス業の中に含まれるもの

寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受

医療とは医科学なのか、看護なのか、介護なのか、宗教なのか?

麻木久仁子さんのコラムに書いたコメントにも重なりますが、どういった理屈や感情の折り重なりを共有するかという宗教的側面や心理的側面と科学的な側面が医療にはあります。
「慢性的な痛みの中で、形のある優しさを求めている」という欲求を本文に感じますが、サービスとしての医療を考えればそうですね。

同じ医師免許を持った個人でも、一般人の意識や期待はまちまちです。
医師なのか、医者風情なのか?
大学病院の時も、医学生と初期研修医と3年目以降でひどく態度の違うナースに接する経験もあり、考えさせられましたが、人間とはそれだけ、ある人間に貼られたタグやレッテルを意識し、それに対して肯定的な人間も、否定的な人間も多々いて、政治も絡みます。

患者さんも細かい理屈まで知りたがる人から、大雑把な理屈でいいから、自分にとって共感的であったり、服従的な対応を好む人もいます。

短期的にも、中長期的な対応でも物理的あるいは心理的な利害の衝突が起こらない医師というのはなかなかいません。

言って欲しい事を言ってあげると患者さんは落ち着くのかもしれませんが、言いにくいことでも言わないと限度を超えた嘘に繋がりますし、患者の理解を超えてでも専門知識に照らし合わせなければ職業倫理に反します。
横浜近郊なら沢山の医師や医療機関から選べますが、過疎地域の健診なんかだと、患者さんと地域の政治の両方を考えないといけませんので、よく悩みます。

科学が進むということは必ずしも患者にも医師にも良い事ばかりではありません。
現在の先進医療、標準医療、20年前の標準医療には大きな幅ができてきて多様な人材が必要です。
医学知識だけではなく、一般人としての知識や経験も若者には必要で、医学教育の在り方も問われます。
患者サイドも扱いに慣れた方が得をするでしょう。

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