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心と体の管理は「自分の記録」から…コンディショニング研究会 川田浩志東海大教授コラム

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 自分のコンディションをどう整え、心や体の健康を保つかーー。多くの人にとって身近な課題について、有識者でつくる「コンディショニング研究会」(読売新聞社など協賛)の川田浩志・東海大学教授は、自ら実践している「日々の記録をとること」をお勧めしています。

自分を“ログ”ろう!

 今、自分の体は健康か、心は穏やかか……。自分を見つめ、把握し、より良い状態にもっていくことで”防衛体力”を高める「コンディショニング」の第一歩は、自分を”ログる”こと、つまり日々の記録をとることにあると考えます。何をログるか、どこにログるか、それは人それぞれでいいと思います。

 たとえば、私のログ「川田ログ」は、その日の出来事にはじまり、睡眠の様子、体調や気分、運動内容など、表計算ソフトのエクセルを使って記入しています。横軸にずらずらと並べた項目名の下に記録していくのです。体調や気分などは5段階評価で。小数点1ケタまでつけます。点数だけ書く日もあれば、詳細な状態について書いておくこともあります。

  自分だけの非公開なものですから、書き方は自由です。人と比べるための記録ではないので、評価軸は自分で決めた主観的なものでOK。5段階評価で4以上なら赤、3未満は青など色をつけて、良ししがひと目でわかるようにしています。運動時間がトータル50分を超えていれば、赤で太字にして目立たせるといった工夫も。

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いい記録が続くとモチベーションが高まる

  何日も赤が続いたり、太字が続いたりすると達成感がありますね。コンディションが整っている、整っているからもっと頑張れるという相乗効果で、モチベーションが高まります。また、「今日は集中力がないな」と感じる日は、睡眠不足で疲れ気味な日が続いたあとだとか、だいたいわかってきますよ。

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 川田ログはかれこれ8年ほど続けていますが、記録する項目を変えたり、増やしたり減らしたりしてきました。私の場合は運動関係の項目が多くなっていますが、食事のことを記録してもいいと思います。野菜は食べたか魚はどうか、とか。項目数は少なくてもいいんです。問題意識を感じていて、続けられそうな項目の記録から始めてみましょう。

 一方、たとえば5段階評価で毎日同じような良い数字が並ぶ項目は、「これはクリアできた(毎日ちゃんとできている)」ということで、記録する項目から外すという判断もありです。新たに記録すべき項目を思いつくこともあるでしょう。

 「出来事」は何か特別なことがあったとき、「気づき」は思いついたときに書いています。「気づき」には、「酒量を控えめにしたら深く眠れた」とか、コンディションの因果関係にかかわることも書きます。書くことで、文字通り気づきにつながるわけです。前に書いたことがある内容でも、あらためてそう感じたら書くようにしています。

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