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関節リウマチの今(5)病状数値化 闘病の励みに

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関節リウマチの今(5)病状数値化 闘病の励みに

タッチパネル式の機器を使い、質問票に記入するD子さん(東京都立多摩総合医療センターで)

 東京都立多摩総合医療センター(府中市)の外来診療受付に、2台のタッチパネル式端末が設置されている。関節リウマチの患者が診療前に、現在の関節の痛みや運動のしやすさなど12項目を自己評価し、この機器に入力する。

 病気の進行や改善の状況を数値化した「疾患活動性」の指標が瞬時に示され、患者自身が把握できる。担当医もこのデータを診療に活用する仕組みになっている。

 府中市のD子さん(76)は、この機器の良さを実感している一人だ。「薬をきちんと服用したり、リハビリテーションで体を動かしたりすると数値がよくなる。自己管理に励もうという気になる」と話す。

 今年5月上旬、両脚の膝が腫れ始め、両手の指、足も腫れて動かしづらくなった。2か所の医療機関を経て、7月中旬に同センターを受診した。グラウンドゴルフが趣味で、体を動かすのが大好きで社交的だが、その頃には一人で歩けなくなり、笑顔も消えていた。

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