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医療ルネサンス

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関節リウマチの今(3)妊娠、母乳育児へ薬調整

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 関節リウマチは女性に多く、妊娠・出産の年齢に発症することも少なくない。薬は胎児や母乳に影響がでるタイプもあるが、薬を替えたり、休薬したりすることで、出産・育児をうまく乗り越えられる。

 神奈川県座間市の美容師、畑中 めぐみ さん(36)は2011年12月、長男(5)を出産した。その直後から、肩や肘、手首の関節が痛むようになり、授乳が大変になった。

 国立病院機構・相模原病院(相模原市南区)で関節リウマチと診断され、最も多く使われる抗リウマチ薬のメトトレキサートを飲み始めた。しかし、母乳を通じて薬が赤ちゃんの体に入ると成長に影響する恐れから、母乳を与えるのは断念。薬が効き、体の痛みは治まった。

 この薬は流産しやすくなる副作用があるため、妊娠を考えている場合は服用できない。だが畑中さんは2人目が欲しかった。13年春から薬を休止し、間もなく妊娠した。痛みがぶり返した上に、つわりも出て、妊娠早期は起き上がるのもつらかった。次第に痛みはなくなり、14年12月に次男(2)を無事出産した。

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