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子どもの健康を考える「子なび」

コラム

発達障害(11)小学1年生1割は支援必要

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  発達障害では、精神科医で信州大付属病院子どものこころ診療部長の本田秀夫さんに聞きます。(聞き手・松本航介)

◇ 
発達障害(11)小学1年生1割は支援必要

 これまで見てきたような発達障害の子どもは、どれくらいいるのでしょうか。私たちが2013年度から続けている調査を紹介します。

 横浜市や広島市など全国十数か所の自治体に協力してもらい、小学校と医療機関の両方にアンケートをしました。06年度に生まれた子たちが1年生だった時に、その子たちについて尋ねたアンケートの結果は次のようになりました。

 各自治体の小学校に「1年生の中で発達障害と思われる子はどれくらいいますか?」と質問しました。子どもの中には、病院で発達障害と診断を受けた子だけでなく、診断はされていないけれど学校の先生たちから見ると「この子は発達障害かも」という子がいます。そういう子も含めて答えてもらいました。

 質問に対し、例えば横浜市だと、児童全体の10・9%という回答が得られました。他の自治体でも、「10%以上」という回答が多かったのです。

 一方、医療機関への調査では、06年度生まれで小学校に入るまでに発達障害と診断された子の割合を調べました。横浜市の7・7%を筆頭に、5%以上の子どもが診断されていた地域がいくつもありました。

 この調査からわかるのは、小学校入学前に多いところでは8%近くもの子が病院を受診して発達障害と診断されていること。さらに小学校の先生たちから見ると、もう少し多くいるということで、1割ぐらいの子に発達障害の特性が見られ、何らかの支援が必要と考えられているのです。

 そしてその多くは自閉スペクトラムの特性を持っているということもわかってきています。

【略歴】

本田秀夫(ほんだ・ひでお)

1964年、大阪府豊中市生まれ。精神科医。信州大医学部付属病院子どものこころ診療部部長・診療教授。日本自閉症協会理事。著書に「自閉症スペクトラム」など。

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