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認知症予防に挑む(4)頭と体を同時に使う

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認知症予防に挑む(4)頭と体を同時に使う

体を動かしながら頭も使う「コグニサイズ」に取り組む塚本さん(右)らの活動

 70歳以上の男女が5人1組で輪になり、手拍子に合わせて足踏みしながら、順番に曜日を唱えている。

 「金曜日」。パチパチ。

 「水曜日」。パチパチ。

 「月曜日」。パチパチ。

 前の人の2日前に当たる曜日を言うのがルールだ。

 「次は、うーん、えーと、土曜日だ! 合ってる?」

 一人が言葉に詰まるとどっと笑いが湧き、場がさらに和んだ。

 これは、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が認知症予防にと考案した運動。「コグニサイズ」と呼ばれている。同センターが2012~13年に行った研究の対象者らがいまも自主的に週1回続けているもので、4グループ計100人以上が参加する。

 コグニサイズは、体を動かしながら、しりとりや計算など、頭の体操も一緒に行う。約300人が参加した研究では、週1回続けた人は約1年後、行わなかった人に比べ、記憶力や注意力などを調べる検査で、認知機能が維持または改善されていたという。

 5年間続けてきた木曜日のグループリーダー、塚本 汲枝くみえ さん(71)も、11年と15年に受けた認知機能検査の結果を比べると、情報処理の項目が改善していた。「落ちないだけでもラッキーだと思っていたけど、良くなったと聞くと励みになる。体力もついた」と話す。

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