文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ニュース

ニュース・解説

医師確保、都道府県の権限強化へ…医学部に「地元枠」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 地方の医師不足解消に向け、厚生労働省は、都道府県が医師確保のため行使できる権限を強化する方針を固めた。

 地域の事情に通じた都道府県が主導し、卒業後に地元で働く医師を増やす方策を医学部に求めたり、地域の研修病院の定員を決めたりできることを法律に明記する予定だ。来年の通常国会へ医師法と医療法の改正案提出を目指す。

 厚労省によると、医療機関などで働く医師数(2014年)は、人口10万人あたりで最も多い京都府の308人に対し、最も少ない埼玉県は153人と約2倍の差がある。

 厚労省は地元出身の医師ほど地域に定着しやすいことに注目。医学部入学定員に「地元出身者枠」を設けるよう、都道府県が大学に要請できることを医師法に定める方向だ。

 現在は国が決めている研修病院の定員についても、法に基づく調整権限を都道府県に与える。地元での研修を希望する研修医が、定員超過が理由で他県に流出するのを避けるためだ。

 さらに厚労省は、各地域での医師の過不足の実態をつかむため、医療法を改正し、高齢者らの割合を考慮した医療需要や地域の特性などに基づく指標を導入する予定だ。この指標などを基に都道府県に「医師確保計画」の作成を義務づけ、3年ごとに進行状況のチェックを求める。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ニュースの一覧を見る

最新記事