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こころの訪問診療(4)重度障害でも地域生活

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こころの訪問診療(4)重度障害でも地域生活

精神科病院を退院して自宅で生活している森田明比古さん(右)を診察する医師の高野洋輔さん(東京都世田谷区で)

 統合失調症の弟を、病院ではなく住み慣れた自宅で過ごさせたい――。東京都世田谷区の森田京子さん(72)は、そう強く願っていた。

 2人暮らしの弟、 明比古あきひこ さん(68)は10代の終わりに発症。おおむね通院で治療していたが、60歳を過ぎた頃から具合が悪化し、精神科病院への入院を余儀なくされた。

 だが病院では、食事を嫌がるためベッドに体を拘束されて鼻から栄養チューブを入れる時期が続いた。足もすっかり弱ってしまった。京子さんは退院先を求めて療養できる病院を20か所以上回ったが、本人の気持ちを考えると自宅以外に移らせるのは忍びなかった。

 2013年春、訪問診療をしてくれる精神科診療所「こころのホームクリニック世田谷」が開院したと知り、すぐに相談に訪れた。院長の高野洋輔さん(38)は、入院中の明比古さんを訪ねたり試験外泊に同行したりしたうえで、自宅で診ることを決めた。

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