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初めての介護

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[初めての介護](7)特養、老健…施設ごとに特徴

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[初めての介護](7)特養、老健…施設ごとに特徴

 日常生活で常に介護が必要な状態になると、施設で暮らすことも選択肢の一つになる。介護保険を使って入所できる施設には、長期の入所を前提とした特別養護老人ホームや、リハビリに力を入れて在宅復帰を目指す介護老人保健施設などがある。それぞれの特徴や費用の目安などをまとめた。

 「今日の献立は豚肉のごまだれですよ。食べましょうか」。隅田川に臨む東京都台東区の「特別養護老人ホーム蔵前」で、各フロアの共用スペースに入所者が集まり、昼食が始まった。

 一人一人の状態に合わせ、普通食の他、同じメニューをペースト状にした食事なども用意する。食事を口に運んでもらった女性は「おいしい」と、顔をほころばせた。

 施設には高齢者50人が4フロアに分かれて暮らす。平均年齢は約85歳。介護の必要度を表す「要介護度」は、食事や入浴、排せつなどに常に介助が必要な要介護4、5の人が多く、8割が認知症と診断されている。

 入所者は、1日3度の食事やおやつ、週2回の入浴の時間を除き、基本的に自室やテレビのある共用スペースで自由に過ごす。リハビリのほか、書道など趣味の活動もある。ベッド脇やドア前の床には、入所者が踏むと感知して職員に知らせるマットを置く。入所者が転倒しないように、素早く付き添うためだ。

 同施設の佐藤利美・介護係長は「生活の場なので、できるだけ安全に安心して過ごしてもらえるように苦心している」と話す。

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