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音楽プロデューサー 小室哲哉さん

一病息災

[音楽プロデューサー 小室哲哉さん]C型肝炎(3)命の大切さ伝える曲

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 「少しでも役に立ちたい」

 2016年4月、東京・霞が関。厚生労働省が進める「知って、肝炎」プロジェクトの肝炎対策大使に任命され、決意を表明した。

[音楽プロデューサー 小室哲哉さん]C型肝炎(3)命の大切さ伝える曲

小室哲哉さん=三浦邦彦撮影

 肝炎のうち、自身が経験したC型ウイルスのキャリアー(感染者)は推計150万人。治療の進歩で早期に見つければ治りやすい時代になった。ただ、肝硬変・肝がんに進むと治療は難しい。早期にウイルス検査で感染に気づき、治療を受けてほしい。それがプロジェクトの狙いだ。

 就任のきっかけは前年12月、テレビ番組で共演した俳優・杉良太郎さんとの雑談だった。

 杉さんは、プロジェクトが始まった12年から啓発活動を続けている。共に活動する妻で歌手の伍代夏子さんはC型肝炎の経験者でもある。

 杉さんからそうした話を聞いた時、「手伝わせてください」と直訴した。C型肝炎を経験したからこそ、説得力のあるメッセージを伝えられると考えたからだった。

 「テーマソングを作ってくれないか」。杉さんから依頼された。すぐに作詞・作曲に取りかかったが、最初に作った曲は杉さんから突き返された。「誰もが覚えやすく、歌える曲になっていない」というのが理由だった。「改めて曲作りの難しさを感じた」と振り返る。ワンフレーズごとに耳に残り、命の大切さを感じられる曲に――。試行錯誤を重ねること2か月。ようやく「笑顔の 明日あした 」は完成した。

  音楽プロデューサー 小室哲哉さん(58)

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