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こころの訪問診療(3)ひきこもりの回復支援

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こころの訪問診療(3)ひきこもりの回復支援

「あの頃はしんどかったですよね」と男性に話しかける医師の三家英明さん(奥)=大阪府内で

 大阪府の50歳代の男性は、5年ほど前から自宅にひきこもるようになった。

 第一線の営業マンだった10年ほど前、仕事のストレスなどからうつ病を発症。最初は病気を隠して働いていたものの、無理を重ねるうちにすっかり体調を崩してしまった。

 家ではテレビをつける気力すらなく、横になってぐったりしていた。家族から洗濯物の取り込みを頼まれても、人目が気になってベランダに出ることさえできない。

 先の見えない日々の中、ひきこもりの支援団体を通じて2015年暮れ、自宅に往診してくれる精神科医を紹介された。大阪府寝屋川市の 三家みつや クリニック院長、三家英明さん(70)だ。開業して40年近く、ひきこもりなどで通院が難しい患者の治療に取り組んでいる。

 診療は、医師や看護師、作業療法士、精神保健福祉士らが、役割分担しながら患者や家族のケアにあたる。この男性には、作業療法士の男性が主な話し相手となった。

 何度か自宅への訪問を繰り返した後、ある夜2人でドライブに出かけた。外は暗く、車の中なら人目も気にならない。男性にとって久々の「外出」となった。

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