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こころの訪問診療(1)認知症患者宅に精神科医

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こころの訪問診療(1)認知症患者宅に精神科医

自宅を訪れた医師の内田さん(中央)と話す本郷陽子さん(左)、夫の英一さん=9月、福岡市内で

 福岡市東区の本郷 英一えいいち さん(87)宅に、同区の「たろうクリニック」院長・内田直樹さん(39)が最初に診療に訪れたのは、今年7月のことだ。

 本郷さんは妻の陽子さん(85)と孫2人の4人暮らし。陽子さんは5年ほど前に胃がんで手術を受けたことや、周囲の友達が次々に亡くなったことも重なり、心身ともにめっきりと弱ってきた。認知症の症状もみられるようになった。

 そんな折、以前から腎臓が悪かった英一さんが、昨年から週3回の人工透析に通わざるを得なくなった。ケアマネジャーと相談し、陽子さんを日中はデイサービスで引き受けてもらうことになったが、家の中の雑事は、その分かえって英一さん一人が背負い込むことにもなった。

 徐々に認知症が進んだ陽子さんは昼夜が逆転してしまい、夜中に起きて冷蔵庫の中のものを食べ散らかすなどの行動をとるようになった。透析で疲れ切った体を奮い立たせて介護を続けていた英一さんも、もはや限界に近かった。

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