文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

健康ニュース

ニュース・解説

麻疹患者数、昨年を上回る…発症者の広範囲移動で感染拡大か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 国立感染症研究所は17日、今年の麻疹(はしか)の患者数が今月8日までの集計で185人となり、昨年1年間の患者数(159人、暫定値)を超えたと発表した。9月には、入国した外国人が国内で発症し、東日本を中心に広い範囲を移動していたことから、「感染が拡大している可能性がある」として、医療機関に注意を呼びかけている。

 発表によると、都道府県別では、今春に自動車教習所で集団発生があった山形が53人で最も多く、東京が28人、三重が22人と続く。

 最近では、9月に成田空港から入国した外国籍の20歳代女性2人が、観光などで東京、富山、宮城など13都府県を回っている間に、麻疹を発症していた。

 麻疹は感染力が非常に強く、患者と同じ空間にいるだけで空気感染する可能性がある。潜伏期間は10~12日で、重症化すると肺炎や脳炎を起こして死に至ることもある。

 このため、感染研は今月に入って、医療機関に「発熱や発疹などで受診した症例には、麻疹の可能性も考慮して感染拡大の予防を徹底して」と注意を促した。

 感染研感染症疫学センターの砂川富正・第二室長は「中国や東南アジアなどの流行地域を訪れる人は、ワクチン接種を徹底してほしい」と話している。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

健康ニュースの一覧を見る

最新記事