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異常見えにくい「高濃度乳房」…がん検診結果を正しく理解できる通知方法は?

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異常見えにくい「高濃度乳房」…がん検診結果を正しく理解できる通知方法は?

 自治体が行う乳がん検診のマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)で、異常が見えにくい「高濃度乳房」について、医師らで作る厚生労働省研究班は、自治体が受診者に通知する場合の内容や方法について研究を始めた。望ましいあり方をまとめ、国の検診の指針に反映させることを目指す。

 高濃度乳房は、乳腺組織の密度が高く、マンモグラフィーで全体が白っぽく写る。白く見えるがんなどの異常が見つかりにくいため、「異常なし」と通知されることもある。

 乳がんの経験者らから、高濃度乳房の通知を求める声が上がったことなどを受け、厚労省は6月、通知するための体制作りを進めるとしていた。

 通知内容について研究班はまず、高濃度乳房が分かった場合、マンモグラフィーや追加検査で行うことが多い超音波検査など、各検査の特徴に関する情報をどの程度加えるか精査する。現在、一部の自治体が先行して通知を行っているが、内容は統一されていない。また、情報の伝え方も検討する。冊子の配布やインターネット活用などを研究するという。

 研究結果はがん検診の有識者検討会で報告する。研究班の笠原善郎・福井県済生会病院副院長は「通知を受けた受診者が正しく理解し、有益な行動につなげられるような通知の仕方を考えたい」と話している。

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