文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

わたしの医見

医療・健康・介護のコラム

不愉快な大手病院

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

千葉県松戸市 建築設計 75

 妻が早朝4時頃から腹痛を訴えた。かかりつけ医の診察は9時過ぎから。急きょ大手医療機関に行った。6時頃、受け付けを済ませて問診。医師は「胃が痛いのなら胃カメラをのもう」と言った。妻は1か月前の胃カメラ検査で異常なしだったので拒否すると、医師から「のまないなら、出ていってくれ」「重症の人がいる。あなたみたいなのが来るから病院は混む」と言われた。この間、2分ほどだった。

 9時を待ち、かかりつけ医で丁寧に診察してもらったが、大変不愉快な体験だった。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

iken_117

【わたしの医見のご投稿募集】

医療に関する体験、意見、疑問をお寄せください。
住所、氏名、年齢、電話番号を明記のうえ、〒100・8055読売新聞東京本社医療部「わたしの医見」係(ファクス03・3217・1960、メールiryou@yomiuri.com)へ。
読売新聞紙面にも掲載されます。

わたしの医見の一覧を見る

2件 のコメント

コメントを書く

実質的な診療拒否であり医師法違反です。

miikun

その状況でしたら血液検査をオーダーして点滴をつなげば良いのです。 これで2時間くらいは稼げます。 診断的治療と称してガスターの静注くらいはするか...

その状況でしたら血液検査をオーダーして点滴をつなげば良いのです。
これで2時間くらいは稼げます。
診断的治療と称してガスターの静注くらいはするかも知れません。
8時頃には検査結果を説明して通常外来まで待つよう指示します。
いくらなんでも腹痛に対して2分間の問診で胃カメラだけを勧めることはしません。
foot in the door とでも申しましょうか、例え最終的には胃カメラが必要だろうと思っても、敷居の低い検査から勧めるべきです。
百歩譲っても、胃カメラの前の感染症のチェックのために採血が必要なはずですから、その検体で一般生化と血算を調べるのは常識です。
腹痛の原因は多岐に渡りますから、胃カメラの前には、腹部エコーやレントゲン、CTの必要性を考慮することも当然です。
投稿者の憤慨はもっともだと思います。

つづきを読む

違反報告

急性期病院の性質と医師判断の優先順位

寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受

みんなそれぞれの都合や判断で動いているので、この医師が責められるほどひどいかというとそうでもないと思います。 救急は時間との勝負と重症患者の拾い...

みんなそれぞれの都合や判断で動いているので、この医師が責められるほどひどいかというとそうでもないと思います。
救急は時間との勝負と重症患者の拾い上げの優先順位が高く、いつも暖かい人間的対応とかやっている時間的余裕も心理的余裕もありません。
最低限の問診の後は、ある程度大手でないとできない検査をやりたがるのは医療機関の住み分けの意味でも大事です。
(相手に決断を迫る威圧的な表現もどうかと思いますが、一方で、2分でそこまで判断できたのであれば、もしも緊急を要する状況であれば頼りがいのある医師になります。)

また、その日が混んでなくても、早朝に起こされて仕事をさせられたら普通の人は不機嫌になるんじゃないでしょうか?
(テレビドラマや小説で出てきそうな、診断治療もサービスも神がかった医師を基準にされると普通の医師は迷惑します。)

女性の腹痛(急性腹症)であれば、消化器疾患、心臓疾患、婦人科疾患の鑑別が大事で、その除外を済ませてから、ストレス疾患やマニアックな疾患の鑑別に向かいたいのが普通です。
仮にこの医師が消化器専門の医師であれば、自分の守備範囲をさっさと済ませてしまいたいのは普通だと思います。

最終的にこの手の問題は結果論で、もしも、開業医(かかりつけ医)で手に負えない疾患だった場合、評価はまるっきり変わっていたことでしょう。

改めて、患者サイドと医療者サイドの感情の行き違いは難しいものです。

つづきを読む

違反報告

すべてのコメントを読む

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、読売新聞オンライン、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事