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中性脂肪を減らす

元気なう

[中性脂肪を減らす](2)夜遅い日 上手に「2度食べ」

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[中性脂肪を減らす](2)夜遅い日 上手に「2度食べ」

 寝る前の食事は肥満を招く。「わかっているけど、仕事で帰宅が遅いから仕方ない」と嘆く中高年は少なくない。「早寝早起き、規則的に3食」は理想だが、生活様式が多様化し、実行は難しい。

 記者(46)も仕事中におなかがすくと、軽く間食(お菓子など)でしのぎ、深夜帰宅後に夕食を取って寝るパターンに陥りがちだ。脂っこい食べ物には注意しているものの、健康診断で「中性脂肪高め」を指摘される頻度が増えた。

 「深夜まで仕事する人は、上手な夜の“2度食べ”を考えてはいかが」と、女子栄養大学・栄養クリニック教授の蒲池桂子さん(栄養学)は提案する。

 「2度食べも『軽め、重め』ではなく、『重め、軽め』の順を意識した方がよい」と蒲池さん。寝る直前の摂取エネルギーを多くしないことがポイントだ。食べたエネルギーを全く消費せず寝ると、中性脂肪はたまりやすい。

 夜中に空腹感が強くならないよう、極力午後9時までに、しっかりめの食事を取った方がよいそうだ。それでも夜中に空腹を感じたら、野菜スティックなど、自分なりにストレスの少ない低カロリー食品を選ぶように工夫したい。

 サバやサンマなどの青魚に多いEPA(エイコサペンタエン酸)などの脂肪酸は、中性脂肪を減らすといわれる。ただし、青魚も、お酒と共に食べ過ぎれば、肥満につながる。一見ヘルシーな食品も食べる時間と量には気をつけたい。

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