田代由紀子のアスリートレシピ
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サトイモと鶏肉の治部煮風
今週のテーマは「サトイモ」です。
秋深くなるとおいしくなるサトイモ。ねっとりした食感が特徴で宮城県や山形県で行われる秋の風物詩「芋煮会」には欠かせないお芋です。
サトイモのぬめり成分は、おいしさだけでなくさまざまな健康効果があると言われています。粘膜を保護し免疫力を高める効果や、胃腸の調子を整える効果、たんぱく質の消化促進効果があるといわれ、また脳の活性化や動脈硬化の予防につながる効果が期待されます。
料理によっては、ぬめりを洗い流してしまう場合がありますが、健康効果を考えると洗わずそのまま調理する方がよさそうです。
今回は石川県の郷土料理「治部煮」風の煮物をご紹介します。とろりとしただし汁で温まる一品です。
[ 作り方 ]
(1) 泥を落したサトイモを鍋に入れ、たっぷりの水を加えて竹串が通るまでゆでて、粗熱がとれたら皮から押し出すようにして、皮をむき半分に切る。
(2) ニンジンは3~4cmの長さに切り、放射状に8等分にしてから下ゆでする。コマツナもさっとゆで、3~4cmの長さに切る。シイタケは石突きを取る。
(3) 鶏もも肉は一口大に切って塩をふり、片栗粉をまぶす。
(4) 鍋にだし汁・薄口しょうゆ・みりん・酒を入れて煮立て、サトイモ・ニンジン・シイタケを入れて軽く火を通したら、(3)を加える。鶏肉に火が通ったらコマツナを加えて火を止める。
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