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受動喫煙(4)服のたばこ臭に喉痛む

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受動喫煙(4)服のたばこ臭に喉痛む

「たばこ成分が染みついたソファやカーペットに、赤ちゃんが口を付けてしまうことを想像してほしい」と訴える大和さん(産業医大に設置した実験用の模擬喫煙室で)

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 いつものように電車に揺られ、帰る途中だった。2010年11月、関東地方の大学教員A子さん(59)は近くに立った男性の服から漂うたばこの臭いをかぎ、急に喉の奥がヒリヒリと痛み始めた。喉の粘膜に何かがまとわりつき、刺激しているような感覚だった。

 「痛い。いったい何が起きているの」。15分ほどして自宅にたどり着き、急いでうがいをしたが痛みは取れない。夕食や入浴を済ませた頃、ようやく治まった。その頃からたばこの煙を吸うと同じように喉が痛むようになった。

 思い返すと、同年3月に校舎内に設置された喫煙所からずっと、研究室にたばこの煙が流れてきていた。かなりの量の煙を半年以上、吸い続けていた。

 症状が出てからは、喫煙者と話すだけで喉が痛んだ。自宅でも、たばこの煙が染みついた服に近付くと、やはり喉が痛い。マスクを手放せなくなった。電車もつらくなり、自動車通勤に変えた。喫煙所から漏れ出てくる副流煙なんてもってのほかだった。

 耳鼻咽喉科にかかっても、痛みを和らげる薬を出されただけ。13年夏に、たばこ被害に詳しい医師に診てもらうと、たばこ成分に対するアレルギー症状として、「受動喫煙症」と診断された。

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