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国民負担率って何? 日本は高いの?

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外国に比べ低めだが

国民負担率って何? 日本は高いの?

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国民負担率って何?

日本は高いの?

 Q 社会保障について、「国民負担率」っていう難しい言葉を聞いたことがあるよ。

 A よく知っているね。私たちが納める税金と、年金や医療など社会保険料などの合計が、国民所得に占める割合のことだよ。一般に、割合が高いと、社会保障に使えるお金が増えるので、「高福祉・高負担」の国とされる。

 Q どの国の割合が高いのかしら?

 A 主要先進国でみると、フランスやスウェーデンが高い。反対に、負担率が低いのは、米国だ。

 Q 日本の負担率はどうなのかしら?

 A データを見る限り、必ずしも高い方とは言えない。日本は高齢者の割合が高い。医療や介護など社会保障にかかる給付が膨らんでいる割には、負担は低いという見方もできる。

 Q 負担は少ない方が助かるわ。

 A 負担だけを考えればそう思ってしまうよね。でも、考えてみて。負担が少なければ、その分、社会保障など公的サービスに使えるお金も少なくなってしまう。その結果、例えば、介護サービスを縮小していったら、自分の親が介護が必要になった時、家族の負担が重くなってしまう恐れもある。

 もともと、日本では、介護や子育てなどで家族の果たす役割が大きく、その多くは女性が担っている。負担を減らせば、こうした状況に拍車がかかりかねない。

 Q 「負担は嫌だけど、給付は手厚くしてほしい」というわけにはいかないのね。

 A 打ち出の小づちはないということ。痛みの話を避けて通れば、そのツケは借金というかたちで将来世代に回る。負担と給付の関係は一体的に考えないとね。

 Q 近く衆院選があるけど、社会保障も論点になりそうね。

 A 2025年には人口の5人に1人が75歳以上になり、社会保障の費用はさらに増える見通しだ。選挙のたびに、介護や医療などの充実を掲げる政党も多いけど、各党には、膨らむ給付に必要な負担の話も率直に語ってほしいね。(樋口郁子)

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