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医療大全

腎梗塞

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受動喫煙(2)職場の喫煙室との戦い

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受動喫煙(2)職場の喫煙室との戦い

不整脈の記録を手に「このままではまずいと思ってつけていました」と語る小野里さん

 自動車学校で指導員を務める横浜市の小野里 純彦すみひこ さん(64)は、元々は喫煙者。1998年夏に不整脈の発作が起き、受診すると医師に禁煙を指示された。

 「発作はドンドーンって体が揺れたような感覚。これまで何回も禁煙に失敗してきたけど、すごく怖くてすぐにやめられた」と振り返る。職場も室内を禁煙にしてくれ、不整脈は落ちついた。

 事態が変わったのは2002年。違う校舎に異動すると、職員室は白煙に満ちていた。翌年、意を決して不整脈を告白し、分煙化を求めた。半年ほどすると、職員室の片隅に5畳ほどの喫煙室が設置された。

 しかし、そこからが苦悩の始まりだった。

 喫煙室のドアを開け閉めするたびに煙が漏れる。ドアを開けっ放して吸う人たちも出てきた。喫煙室内の窓を開けると、煙はすべて職員室に流れ込んできた。

 きちんとドアを閉めてください――。当たり前のお願いを繰り返すうちに、煙たがられるようになった。「もともと喫煙者のくせにふざけるな」「お前のせいでこの中で吸っているんだ」。 ののし りも受けた。

 05年の配置替えで以前より喫煙室に近い席に。翌06年にはさらに近付いた。「嫌がらせに違いない。何かあってからでは遅い」。医師の助言もあり、この頃から体調や不整脈の回数を記録し始めた。

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