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働きながら介護、可能にするには?

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休業制度生かして準備

働きながら介護、可能にするには

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働きながら介護

可能にするには?

 Q 働きながら家族の介護をするのって、大変じゃないの?

 A 仕事と介護の両立は大切な問題だね。お年寄りを介護する家族は主に40歳~50歳代の働き盛りの世代。介護休業という制度が大きな力になるよ。

 Q 介護をする人は、会社を休めるということ?

 A その通り。育児・介護休業法に定められた介護休業は、家族1人につき最長で93日まで休める制度だ。これは3回まで分けて休むことができる。休んでいる間、会社から給料が出なくても、代わりに国が運営する雇用保険から給料の67%分の金額を受け取れる。介護で仕事を休んでも、すぐには生活に困らないように配慮されているんだ。

 Q なるほど。でも、93日って3か月くらいでしょ。介護って、その期間で終わるのかしら?

 A 終わらないことの方が多いと思うよ。介護が必要になってから、その人が亡くなるなどして介護が要らなくなるまでの期間は、平均で5年近いという調査もある。

 介護休業は、会社を休んだ人が直接、家族を介護するために考えられた休みではないんだ。介護される人が通うデイサービス施設を探したり、自宅で身の回りの世話をするホームヘルパーの事業者を探したり、老人ホームを探したりするための時間とされているよ。

 Q 仕事と介護が両立できるように準備するための休みなのね。両立させるためには、ほかにどんな制度があるの?

 A 育児・介護休業法では、家族の介護をしている間、会社に申請すれば、残業を免除してもらったり、働く時間を短くしてもらったりすることも可能だ。ただ、残念なのはこうした制度を利用する人が少ないこと。介護休業を利用した人は、介護しながら働く人の3・2%に過ぎないんだ。

 Q もったいない。

 A 国の調査では、年に約10万人が家族の介護などを理由に仕事を辞めている。制度を充実させるとともに、きちんと利用してもらうように制度をアピールしていくことも大切だね。(大広悠子)

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