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わたしの医見

医療・健康・介護のコラム

医師の人間性

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神奈川県藤沢市 主婦 66

 88歳の母の腎臓に 嚢胞のうほう が見つかり、コンピューター断層撮影法(CT)検査の結果を総合病院に聞きに行った。担当医師は不在で30歳代の医師から問題なしと言われた。母が頻尿の相談をしようとすると、「人間の体は80歳を過ぎてまで生きるようには出来てないの。具合が悪い所があるのは当たり前」と診察を終えてしまった。

 自分の両親にもこんな診察対応ができますかと、この医師に問いたかった。医師国家試験には、人間性の見極めも必要と感じた。

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3件 のコメント

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医師対応の舞台裏の要素 幻想を持つ危険性

寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受

こちらの記載を読む限りでは、確かに対応に問題があったように見えます。 専門外であったとしても、軽い処方や専門医への紹介はあってよかったように読み...

こちらの記載を読む限りでは、確かに対応に問題があったように見えます。
専門外であったとしても、軽い処方や専門医への紹介はあってよかったように読み取れます。
一方で、診察室での他のやり取りや代理医の個人的な状況や不在だった担当医との関係性や病院との契約内容など、文章にない情報によって、見え方も変わります。
医師もまた人間で、代理医の置かれた状況や得手不得手が分からないと判断は難しいです。
(たまに体力も技術も性格も神がかった人がおられるので、普通の医師は比べられると時にしんどくなります)

遊園地のぬいぐるみと一緒で、お医者さんというのはある種のロールプレイングでもあります。
そして、患者という名の顧客は一定のイメージ=期待を持っていますが、現実にはミスマッチも起こりえます。
(ちなみに、家族関係の良い医師ばかりでもない)

良い診療を受けたければ、患者側も担当医や病院スタッフの特徴、悩みや置かれた状況を受け止める必要も時にはあります。
医師も人間ですから。

極論を言えば、下手くそでも、バカでも、心あったかい努力家の医者に殺されるのを望む人もいれば、対応は冷たくても診断治療が確かな医者を望む人もいるでしょうが、どちらに当たるかはある程度は運次第ですし、患者さんの生き方や考え方も問われます。

医学や情報機器の急速進歩に伴って、特に若手の真面目過ぎる医師程抱え込みやすい傾向にあります。

大学も一般教養の時間が削られ、どんどん専門知識の詰め込みが進んでいます。
そういう背景を知ると、お互いに歩み寄りやすくなります。
ケンカしてもいいことはありません。

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試験では分からないところ

Hiromi

検査は問題が無くて幸いでした。 人間性を試験する側の人間性はどう担保できるんだ、 と試験で解決できるところではないでしょう。 不快だったら不快だ...

検査は問題が無くて幸いでした。
人間性を試験する側の人間性はどう担保できるんだ、
と試験で解決できるところではないでしょう。

不快だったら不快だと意思表示し
次回から担当医師を変えてほしいと伝えるのが
現実的だと思います。
異動も相手をする患者も多くて
当の医師に気付かせるのは難しいでしょうけど。

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ないものねだりです。

miikun

担当医の人間性がけしからんという投稿は繰り返し拝見します。 患者にとって担当医の人間性が重大な関心事であることは当然です。 ただ、人間性の評価に...

担当医の人間性がけしからんという投稿は繰り返し拝見します。
患者にとって担当医の人間性が重大な関心事であることは当然です。

ただ、人間性の評価には普遍性が乏しく、それをテストすることは人道的にも論理的にも無理があります。さらに言えば、もしテストで選別できたとしてもあとで変更するのが容易なことは明らかです。

さらに、医師がときに患者に冷たい態度を取るのは、患者の自立を促すテクニックの一つだったりもするので、話はやっかいです。本投稿に関連して一例を申せば、心因性頻尿を下手に俎上に載せるとかえって頻尿の訴えが増すという逆説があります。

ともあれ、およそこのようなわけで、自分の出会う医師が常に人間性に優れていることを願うのは、ないものねだりということになります。

どうしても人間性に問題のあると感じた医師には以後関わらない方策を練るなど、自己防衛に努めることは、実利のある対処であると考えます。

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