文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療相談室

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

おねしょが治らない9歳男児

 9歳の男の孫がいます。まだおねしょをするので、夜に寝る時だけ紙おむつをしています。医療機関にも通っていますが、なかなか治りません。来年は臨海学校があるので心配です。腎臓の病気でしょうか。(66歳女性)

飲み薬、夜尿アラームの効果確認

大友 義之 順天堂大学医学部付属 練馬病院小児科先任准教授(東京都練馬区)

 5歳以上で1か月に1回以上のおねしょが3か月以上続く場合、「夜尿症」と診断されます。原因には、夜間に尿がたくさん出る、寝ている間の 膀胱ぼうこう があまり尿をためられない、尿意で起きられない――などが挙げられます。

 治療は小学校入学後に始めるのが一般的です。〈1〉就寝前の2時間は、飲む水の量をコップ1杯以内に抑える〈2〉就寝前に必ず排尿を済ませる――ことを励行するだけで、約1割は解消しますが、残りの9割には積極的な治療が必要です。

 デスモプレシンという飲み薬や、尿が漏れると大きな音が鳴る夜尿アラームを使った治療がその代表で、どちらか一つや両方の組み合わせで約7割の患者さんで効果が見られますが、平均で1年余りの治療期間が必要になります。

 毎晩夜尿があって、特に昼のおもらしもある場合では、ごくごくまれですが、腎臓や内分泌・神経の病気などが原因になっている可能性もあります。

 まず二つの代表的な治療が適切に行われているかチェックが必要です。薬で夜間の尿の量が減ったか、アラーム治療を毎晩行っており、アラームが鳴ると速やかに行動できるか――などを確認してください。

 これらの治療で効果がない場合、専門医への相談が望ましいです。ほとんどの小学校では、宿泊行事の際の夜尿対策を先生たちが取ってくださっているので、事前相談をお勧めします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療相談室 新着回答

一覧へ

相談を投稿する

読売IDを取得し、ヨミドクターの有料(プラス)登録をされた方が利用できます。
下の「会員登録」のボタンをクリックして、手続きしてください。

  • 相談と回答は紙面に掲載されることもあります。すべての相談にはお答えできません。また、個別には回答いたしません。

直接相談する

24時間電話医療相談サービス

相談するには

オンライン相談には、ヨミドクターの有料(プラス)登録が必要です。電話相談は、読売新聞を購読されている方で、ヨミドクターの有料(プラス)登録をされた方のみご利用できます。

有料登録は月額200円(税抜き)です。