文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療大全

医療大全

腸がはみ出る病気(1)鼠径ヘルニアを腹腔鏡で

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
腸がはみ出る病気(1)鼠径ヘルニアを腹腔鏡で

 東京都中央区の聖路加国際病院の泌尿器科医師、 新保しんぼ 正貴さん(44)は昨年7月下旬、突然、左下腹部に違和感を感じた。それから約2週間後、犬の散歩中、同じ部分に痛みが走った。帰宅後に見てみると、太ももの付け根に、ピンポン球大の膨らみができていた。自分の患者でも見たことがあるなじみの症状だった。「これは 鼠径そけい ヘルニアかな」

 鼠径ヘルニアは、本来、おなかの中に収まっている腸の一部が、おなかの筋肉の隙間から飛び出すことで起きる。患者の9割は男性が占めている。下腹部と太ももの境目に当たる鼠径部は血管や精管などが通っている関係で筋肉の隙間が広がりやすく、ヘルニアがよくできるためだ。

 飛び出た腸は、手で押したり、寝たりすると元に戻る。すぐに健康を害することはない。しかし痛みを感じたり、外見が悪かったりする場合がある。はみ出した腸が、隙間にはまりこんで締め付けられ、詰まったり、 壊死えし したりする恐れもある。そこで、隙間を塞ぐ手術が行われる。全国の年間手術件数は約15万件と、消化器外科では最も一般的なものの一つだ。

この記事は有料会員対象です。

記事の全部をご覧いただくには、読売IDを取得の上、ヨミドクターの有料(プラス)登録が必要です。有料登録をしていただくことで、この記事のほかヨミドクター全ての有料コンテンツをご利用いただけます。

有料登録は月額200円(税抜き)です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療大全の一覧を見る

最新記事