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同じ遺伝子型のO157、11都県で確認…感染源まだ特定できず

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同じ遺伝子型のO157、11都県で確認…感染源まだ特定できず

 総菜販売店「でりしゃす」の総菜を食べた人たちと同じ遺伝子型のO157の感染者が今年8月以降、埼玉、群馬両県を含めて少なくとも11都県で確認されている。

 同一の汚染源から拡大した可能性が高く、厚生労働省は今月1日、都道府県などに詳細な調査を求めたが、いまだに汚染源の特定には至っていない。

 神奈川県では、7月30日~8月9日に平塚市と大磯町の18~80歳の男女7人が感染。食事をした場所などに共通点はなく、「でりしゃす」との関連も確認されていない。一時、入院した人もいるが全員が快方に向かっているという。

 滋賀県では、8月9日に米原市内の料理店の仕出し弁当を食べた20歳代の女性2人と、同店の男性従業員の計3人から検出された。県が食材の仕入れ先を調査しているが感染ルートは特定できていない。

 厚労省は感染ルートについて〈1〉汚染源の食品・食材が流通している〈2〉感染者が調理するなどして人から人に感染が広がっている――などを想定しているが、担当者は「時がたつ中で、感染源を特定するのは難しくなっている」と話す。

過去にも死者

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 O157が原因の集団食中毒は、過去にもたびたび発生し、死者も出ている。堺市では1996年、学校給食を食べた児童ら9500人以上が食中毒症状を訴え、女児3人が死亡。当時小学1年の女児が、2015年に後遺症で亡くなった。

 02年に宇都宮市の病院と併設の老人保健施設で給食に出されたあえ物が原因の集団食中毒では、死者が9人に上り、12年には札幌市の食品会社が製造した漬物を食べた8人が死亡、16年にも東京都と千葉県の老人ホームで同じ給食会社が提供した食材が原因で計10人が亡くなっている。

 また、11年には焼き肉チェーン店で生肉のユッケを食べた客計181人が食中毒を発症。富山、福井両県の計5人が死亡し、被害者からは、腸管出血性大腸菌「O111」が検出された。

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